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蛍光灯や照明などの環境下で動画を撮影した際に、後から見てみて照明が周期的にチカチカするような現象をフリッカーと呼びます。
そんなの分かってるよ!…と撮影時から気をつけていればシャッタースピードなどで回避できるのですが、例えば屋外での撮影時に映り込んでしまった街灯や看板、もしくは第三者の撮影した素材を編集しないといけないようなシチュエーションでフリッカーが出てしまった場合の対処法(あくまで応急処置ではありますが…)、少しでもマシになるような方法をお伝えしたいと思います。
Flicker Freeなどの有料プラグインなどでどうにか出来たり、他にも方法はあったりするのかもしれませんが、ここでは簡易的なものをご紹介したいと思います。
ここにフリッカーの出ている素材があります。
(ダウンロードしたい方はこちらからどうぞ)
これを編集ソフト上で開きます。
今回はBlackmagic Design社のDaVinci Resolve 14という無料の動画編集ソフトで説明します。
素材から使いたい部分を決めたら、そのファイルをコピーしてタイムラインに重ねます。

そしてやることは3つだけです。
-
上のレイヤーの不透明度を50%にする

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数フレーム前後にずらす

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はみ出た部分をカットする
以上です。
今回は24fpsの素材で、上のレイヤーを3フレーム後ろにずらした時に一番効果が出ました!
修正後
但し、今回はフィクスでの素材なので良かったのですが、3フレームもずらすと動いているものなど(大半だとは思いますが)残像の残る、見ていて違和感のある映像となってしまいます。
60fpsなどで撮影していればズレは相対的に小さくなると思うので、撮影時の設定によっても変わってくると思います。
とは言え、結局は撮影時からフリッカーが出ないように設定をしておくのが一番です!
フリッカーを諦めるか、全体的な質感を諦めるか。
最後はご自身の判断になると思いますが、いざというときに知っておくと助かるテクニックのひとつかもしれませんね。
(フリッカーを出さないようなカメラセッティング方法の記事はこちら)
それではまた!
HH
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