ボンジュ〜ル!
タイトルのレイアウト、何気に整列ボタンだけで配置してないですか?
ちょっと気にするだけで、いい感じにレイアウトできるTIPをご紹介します。
縦の中央配置
いきなりですが、このレイアウト見てください。
このタイトル、Photoshopの整列ボタンで画面中央に配置しています。
どうでしょう。
中央からほんのちょっと下にあるように見えませんか?
ちょっとだけ上にずらしてみましょう。
こっちの方が、真ん中な感じしますね。
実は、アプリケーションの整列ボタンで中央に配置しても中央に見えないんです。
人間は、対象物の上の距離が長く見えてしまうクセ(上方距離過大の錯視)があります
なのでこういう中央配置のタイトルテロップは少しだけ上に配置すると、きちんと真ん中に見えます。
DaVinci Resolve、After Effects、Photoshopなどは、このように整列ボタンでやると数値的に中央になるので微調整が必要です。
Premiere Pro CC 2018でやってみましょう。グラフィックタブに移動します。
「T」アイコンの文字ツールでテキストを打ち込みます。
エッセンシャルグラフィックスパネルの編集タブで、打ち込んだテキスト を選びます。
で、1、2の順にクリック。
すると上下左右中央に整列します。
でも、Photoshopみたいな数値的センターではなく、ちょっと上に配置されるんですね。
フォントにもよりますが、なかなかいい感じの見た目中央にきます。
今回のケースでは、上すぎたので下げました。
青色が調整したものです。
DaVinci Resolveもアンカーポイントを下に設定してやると、結構見た目の中央にきます。
左右の中央配置に関しては、さほど錯視にはならないので整列ボタンでいいんじゃないかと思います。
今後、タイトルは見た目中央に配置しましょう。
次は、各文字の配置とバランスを考えてみます。
(動画の場合は、タイトルでも表示時間が数秒というのが多いのでここまでやらなくてもいいことの方が多いです。やるとすれば、タイトル ロゴとして一枚画として作ってしまうのがいいと思います。)
日本語フォントは、仮想ボディの字面と言われる正方形の中に収まるようにデザインされています。
参考 FONTPLUS http://fontplustips.com/tips/item/11-webtypobasic1.html
このため縦書きだと気にならなかった文字と文字の間隔が、横書きの場合気になるかもしれません。
まずは文字と文字の間を調整します。
Adobe 製品はOption(winはAlt) + ←→(矢印キー) で文字間を調整できます。
PhotoshopやIllustratorでOpenTypeフォントを調整する場合は、プロポーショナルメトリクスのチェックを入れておかないと全体の字間が勝手に調整されてしまいますので注意してください。
Premiere CC 2018は、でででで、できない!なぜ? 仕方ないのでショートカットに自分で登録するか、数値を打ち込みましょう。
カタカナとひらがなの字間と漢字の字間をバランスを取るように調整します。
今回はタイトル最初の「ドローン」の字は、印象を強くするため少し大きくしました。
あとは漢字の間隔に合わせるようにひらがなとカタカナの文字間隔を詰めました。
(この例では最初にトラッキング数値100で入力してるので、0で入力した場合は拡げます)
サイズ調整はほんの少しだけです。少しだけ縦に伸ばしたりしています。
もしフォントのポイント数や級数を変えて調整するときは線の太さが変わるので慎重に。
できました!こんな感じです。
拡大
タイトルは文字詰めしないまでも、中央配置を意識するだけでグッとよくなるので企画書やPPM資料作成時にも意識してみてください。
では、アプリュタ〜ル!
Vincent
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